★NPO法人化を目指す『ゆうもあ』
『世界のボードゲームを広める会ゆうもあ』は、2002年10月に任意団体として発足しました。そして2003年1月8日に、特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)の申請を行い、2003年5月20日をもちまして、登記を完了しました。
◎NPO法人とは?
NPOとは、"Non-Profit Organization"、日本語に訳すと「非営利組織」や「非営利団体」といった意味です。「ボランティア団体」と呼ばれることもあります。NPO法人とは、「政府により法人格を認められた民間の非営利団体」ということです。
法人格をとることによって、「契約の主体になれる(銀行口座を法人名で開設可など)」、「助成金などを取りやすくなる」などのメリットが生まれます。逆に情報公開(事業報告書、財産目録、収支計算書などの公開)や税務申告の義務が生まれます。そして何よりNPO法人となれば「社会的に正式に認知された団体」として社会的な信用が得られます。
なお、「非営利」というと「無償」と勘違いされる方もいらっしゃいますが、NPO法人は給料を払って職員を雇用することもできますし、スタッフの活動に対して人件費を払うこともできます。収益活動も行えます。「非営利」とは、利益をあげてはいけないという意味ではなく、「余剰利益があがっても、構成員に分配しないで、団体の活動目的を達成するための費用にあてる」ということを示してます。
NPO法人に関する詳しい情報は、以下のウェブページをご覧ください。
・内閣府 NPOホームページ
https://www.npo-homepage.go.jp/
・NPO広場
http://www.npo-hiroba.or.jp/
◎『ゆうもあ』はなぜNPO法人化を行うのか?
『ゆうもあ』がNPO法人化を行う理由を、以下で説明いたします。
・利益を追求しないことの明確化
NPO法人となることによって、利益を追求しない団体であることを明らかにして、安心して協力していただける環境を用意します。
・法人格による責任感
『ゆうもあ』の主力の活動である「地域での、子ども・ご家族向けの普及活動」を行っていく上で、地域団体や教育団体に協力していただくことが必要不可欠だと考えています。こうした公的な団体に協力していただくには、素性が明らかで責任感のある組織でなければなりません。NPO法人格は、「責任感ある団体」を強力にアピールするものです。また、こうした責任感は、ショップやゲームメーカーといった事業者の方々にも安心感につながるでしょう。
・助成金・寄付金の活用
活動資金の財源として、助成金や寄付金を集めやすくなります。現在はNPO法人向けの助成金も多数あり、その獲得とそれによる普及活動の拡大を見込みます。
・会員が活動しやすい組織作り
ほとんどの企業・自治体では、社員・職員がNPO法人で活動を行うことを、認めています。最近ではボランティア休暇なるものも導入されています。会員のみなさんが本業に憂いを残すことなく、安心して活動していただけます。
・社会のボードゲームの窓口としての『ゆうもあ』
NPO法人化されると、官報に公示されたり、NPO法人データベースに登録されたりします。こうした情報は、一般の方々の目に止まることになり、イベントの運営委員会などから「子ども向けの企画ブースを出してくれる団体を探している」と依頼が来ることもあるようです。こうした一般社会からの窓口を持つことは、『ゆうもあ』のゲーム普及活動の機会を増やし、幅を広げていく上で重要な役割を果たします。