★ゆうもあとは?
1. ゆうもあの目的
1.1 日本におけるボードゲーム文化の確立を目指します!
1.2 ボードゲーム愛好家の協力体制の実現
1.3 目指す未来
2. 活動の対象
2.1 個人
2.2 サークル
2.3 ショップ
2.4 ゲームメーカー・ゲーム輸入代理店
3. 活動内容
3.1 地域での子ども・ご家族向けゲームイベントの開催
3.2 普及活動の情報共有とサポート
3.3 インターネットによる情報発信
3.4 ボードゲーム情報誌の発行
3.5 月刊紙の発行
3.6 ゲーム賞の決定
3.7 その他の各種活動
1. 『ゆうもあ』の目的
1.1 日本におけるボードゲーム文化の確立を目指します!
『世界のボードゲームを広める会ゆうもあ』(以下、『ゆうもあ』)は、2003年5月20日特定非営利活動法人(いわゆるNPO法人)として設立されました(なぜNPO法人なのかについてはこちらをご覧ください)。
ボードゲームは、ゲーム盤や駒、サイコロやカードなどの道具を使い、2人以上が向かい合って、様々な種類の「思考」や会話を楽しむものです(ボードゲームについての詳しい説明はこちらをご覧ください)。
ドイツをはじめとする欧米では、毎年200個以上の新しいボードゲームが作成され、子どもから大人、更には老人まで、広い年代の人々に遊ばれ、親しまれています。日本でも、囲碁・将棋・百人一首といった良質のボードゲームが遊ばれてきましたが、その種類は限られているのが実状です。
ボードゲームは、楽しみながら、様々な種類の思考を自由な発想で自主的に行うことを遊び手にもたらします。更にテレビゲームとは異なり、人と人とが面と向き合って会話や笑いとともに遊ぶことから、対話の経験を積みコミュニケーションのスキルを磨くことができます。
『ゆうもあ』は、知育並びに両親や子ども間の関係の強化ツールとして、強力な可能性を秘めているボードゲームが、日本で日常的に広く遊ばれることを目指しています。なお、「ゆう」は「遊、友、you」、「もあ」は英語のmoreの意味です。「もっと遊びを、友だちをもっと、あなたをもっと」という願いをこめています。英語のhumorにもかけており、みんなで協調して楽しむという意味も含まれています。
1.2 ボードゲーム愛好家の協力体制の実現
ボードゲームを普及し、文化として確立するために必要となるのが人の輪です。
ボードゲーム文化を支えるのは、ゲームを遊ぶ人、ゲームを遊ぶサークル、ゲームを売るお店、ゲームを作る会社などです。こうした「同志」が協力体制を整えて、一致団結して活動することが、文化確立の近道となるでしょう。
また、全国各地で地域に密着してボードゲームが遊ばれる環境作りも必須です。現在も各地で様々な普及活動をされている方々がいらっしゃいます。こうした活動を全国的に協力して行うことで、優れたノウハウを共有し、互いに励まし競い合い、効果的な活動を展開していくことができます。
さらに忘れてはならないのが、ボードゲームを熟知されたベテランの方々と、これからボードゲームを楽しもうとする入門者の方々の橋渡しです。ボードゲームに詳しいベテランの方々のご見識やお力を借りながら、入門者の方々の受皿となる場所や情報媒体を増やしていくことで、ボードゲーム愛好家の人口を増やしつつ、健全な文化促成を行っていきます。
こうした様々な面での橋渡しを行っていくことが、『ゆうもあ』の目指すところなのです。
1.3 目指す未来
『ゆうもあ』は、一朝一夕にボードゲームの文化を日本に根づかせることができるとは考えていません。実際には、これからボードゲームを覚え始めた子どもたちが大人になるまで、もしくはそれ以上の時間が必要でしょう。強力な効果を持つ劇薬は、現在の繊細な日本のボードゲームの土壌には向いていません。短期的な利益を計るのではなく、NPO法人格を取得し、長期的に地道な活動を続けていける態勢を整えて、じっくりと目標を達成していきたいと考えています。
そのために、活動を行っていく会員間の心のつながりを重視し、会員とこれからボードゲームと出会っていく方々との心の触れ合いを大切にしていくことを、強く心に刻み込んで活動に望みます。
2. 活動の対象
『ゆうもあ』が普及の活動を行う上で、以下の方々をターゲットとして想定しています。
2.1 個人
ゲームの遊び手であり、消費者。ボードゲーム文化を支える基本となる方々です。具体的には、
A. ボードゲームをまだ知らない方々(以下、入門者と呼びます)
B. 既にボードゲームに精通されている方々(以下、フリークと呼びます)
の2種類の方々を指します。入門者の方々にはボードゲームの面白さを知っていただくことを目的とし、その中でも初期の内は特に子どもたちやご家族をターゲットとして普及を行っていきます。フリークの方々には、ボードゲームの最新情報や詳細情報を提供することで、よりボードゲームを熟知していただき、ボードゲーム界を牽引していただけるように環境を整えます。
2.2 サークル
現在最も日本でポピュラーな「ボードゲームを遊ぶことができる環境」を提供してくださっている団体です。
まだサークルが存在しない地域では、開催場所とする施設の発見方法や、地域団体を利用した広報活動など、様々なノウハウの提供を行うことで、新しいサークルの立ち上げをサポートします。活動中のサークルに対しては、スタッフが新しくサークルを訪れた入門者の対応を行うなどの実践的なお手伝いをします。
2.3 ショップ
ボードゲームを販売してくださるところで、ゲーム専門店や地域のおもちゃ屋を想定しています。ボードゲームが文化として定着するためには、消費者が欲しいと感じたときに、すぐ身近で購入できる場所が必要不可欠です。ニーズのあるボードゲームを店頭に並べていただき、消費者の方々の相談に対応していただけるように、必要な情報を提供していきます。
現在はボードゲームが売り上げの主力となることは非常に難しい状況ですが、ボードゲームが文化として根づいていくことで、少しずつ改善していくと考えています。
2.4 ゲームメーカー・ゲーム輸入代理店
ボードゲームが日本で広まっていくためには、良質の「日本語タイトル」のボードゲームの販売が必要不可欠です。『ゆうもあ』では、日本語タイトルのボードゲームの販売を応援し、その情報の発信を行っていきます。
3. 活動内容
『ゆうもあ』は、ボードゲームの文化を日本に根づかせるという目標を達成するために、以下に挙げる活動を並列して行っていきます。
3.1 地域での子ども・ご家族向けゲームイベントの開催
子どもやご家族をターゲットとして、ボードゲームと触れ合っていただけるイベントを全国各地で開催します。当初の内は、スタッフの多い東京・大阪・香川を中心として行います。『ゆうもあ』の中核となる活動です。
具体的には地域での定期的なゲーム会を開催したり、地域の各種イベントの中でボードゲームのブースを出したり、学校のイベントとしてゲームに関連する活動を行ったりして行きます。
3.2 普及活動の情報共有とサポート
ゲームを普及させていこうとする同志に対して、ゲーム会を開催する上での情報を共有し、その実行をサポートします。
具体的には会場となる施設探し、申請の際の注意事項、ボードゲームの説明方法、地域団体を利用した広報など、様々なノウハウを共有できる体制を整えます。
また、ボードゲーム説明のためのパンフレットや、普及の際にネックとなるゲームの説明を補助するためのイラストを織り込んだ(体表的なゲームの)ルール説明シートなどを作成し、インターネットなどを利用して公開していきます。
3.3 インターネットによる情報発信
いつでも誰でもアクセスできるというウェブページの特徴を活かして、『ゆうもあ』の説明や活動内容・レポートなどを紹介します。また、インターネットが持つ双方向通信性を活かして、ゲーム評価システムなどを用意します。詳細はサービスが始まってからのお楽しみ。いずれも入門者のみなさんとフリークのみなさんの双方に満足していただけ、共存共栄ができるものを考えています。
3.4 ボードゲーム情報誌の発行
年に3回、B5サイズ、表紙フルカラー、30ページ強のボードゲーム情報誌(名称未定)を発行します。入門者の方々向けには、家族で遊ぶゲーム紹介やリプレイ、入門向けコラムを用意。フリークの方々には、最新イベント特集(ニュールンベルグトイフェア、ドイツ年間ゲーム大賞、エッセンゲームフェア)や新作ゲームレビューを準備します。どちらの方々にも満足いただけるよう、ボリュームを重視して、充実した記事をお届けします。ゲーム専門店やおもちゃ屋で発売していただくことを想定しています。予価580円(税別)。
3.5 月刊紙の発行
会員の方々向けに、活動報告として月刊紙(名称未定)を郵送いたします。B5サイズで、4ページフルカラーです。『ゆうもあ』関連の活動予定や、活動レポートをお届けして現在の普及状況を報告するとともに、最新ゲーム紹介や最新ゲーム界ニュースなども用意します。月刊であることを最大限利用し、鮮度の高い情報をカラー画像とともに提供いたします。
3.6 ゲーム賞の決定
日本ボードゲーム界の活性化を図るため、「日本ボードゲーム大賞」の決定も行います。これは数多く発売されているボードゲームの中から、購入するゲームや遊ぶゲームを選ぶ際の1つの指針になるものです。部門分けを行い、ノミネートの後、一般の人気投票でNo.1ゲームを選びます。(日本ボードゲーム大賞の詳細についてはこちらをご覧ください)。
3.7 その他の各種活動
その他、ボードゲームの普及状況の調査や、ボードゲームの適切なルール説明を行うためのボードゲームインストラクターの認定や育成など、様々な活動を考えています。
入会方法や会員種別についてはこちらをご覧ください。