ゲーム会レポート

★第8回うつぼゲーム会レポート
日時:2003年5月25日(日)10:00 〜 18:00
場所:靱会館(大阪・本町)
主催:靱青年会
協力:『ゆうもあ』
参加家族:家族43名(大人20名、子ども23名)
見学者:1名
スタッフ:7名
ライター:りん
イベント風景その1
イベント風景その2

 うつぼゲーム会の朝は早い(笑)。午前10時にスタートします。
 そして、そんな朝一番に集まってくるのは、3度の飯よりゲームが好きなスタッフと、これまた、月に一度の「うつぼゲーム会」が待ちきれない筋金入りのゲームがとっても大好きなご家族です。

 まずは、今回のうつぼゲーム会は、小学生の子どもたちの作った手作りの「ミッドナイトパーティ」のお披露目から。
 写真をご覧ください。なんと、コマが立体です。レディとジェントルマンの違いは、絵で表されているだけですが、ヒューゴくんのコマを見てください。ちゃんと、中が空洞になっていて、レディとジェントルマンを食べられるようになっているんですよ。もちろん、サイコロだって自作です。味があって、良くできています。夏休みの図工の宿題として提出しても恥ずかしくありません。この自作ゲーム、家のゲームを見て作ったわけではないそうです。ゲームを遊んで、おもしろくて、気にいって、家に帰ってから、
「もう、1回遊びたい!!」
「じゃあ、作ってみよう!」
と記憶だけを頼りに、兄弟で作ったというからすごいではありませんか。驚くべきことに、部屋の数、廊下のマスの数、「+3」、「-1」の部屋の位置、そして、サイコロの何の裏が「ヒューゴ」かというところまで、しっかり再現されているのです。本当に楽しんだときの子どもの力って「すごい」の一言です。まさに、ゲームへの愛があふれている作品といえます。さっそく、朝一番からは、新(アミーゴ版)・旧(ラベンスバーガー版)2作の「ミッドナイトパーティ」が遊ばれていたのは、いうまでもありません。自作版は、もちろん大事に保存です。もし今後、このゲーム買ってもらうことがあっても、自分たちの作った「ミッドナイトパーティ」は、大切にしてね。未来の日本を担うゲームデザイナーになるかもしれません。
 ゲームを愛するということは、ゲームができる環境を愛しているということです。つまり、友だち、仲間とかの関係を大切にしている証拠です。忙しく心を亡くしてしまったり、イライラしていては、ゲームはできません。だから、心のゆとりも、大切です。「うつぼゲーム会」では、子どもたちのそんな他との関わり合いを持てる心を育てたいと考えています。

 実は、ゲームだけが「うつぼゲーム会」のよさではありません。1日中、部屋にこもって、ゲームばっかりしているわけではないのです。朝から来られたご家族は、昼食を食べに靱公園へ。シートを広げて、たくさんのご家族と歓談、交流しながら、ピクニック気分が楽しめます。近くには、遊具のある公園もあって、早くご飯を食べた子どもたちは、小1時間ほど、そこで遊びまわっています。スタッフも、順番に食事をとるということで、今回、はじめてわたしも、ご家族の方たちと一緒に靱公園で昼食を食べさせていただきました。
 昼食終わって、子どもたちと少し公園で遊んで、ご家族よりも一足お先に会場のうつぼ会館にもどります。
「今、ご家族の方は食事とっておられるから、うつぼ会館はスタッフだけのガラガラかな?」
 甘い(笑)。なんと、外で食事をされているご家族と同じぐらいの人数の方が靱会館の中におられるではありませんか。午後から参加のご家族です。
「インターネットで調べて」
「おもちゃ屋さんにあったチラシを見て」
と、各所での宣伝も効いて、今回も、初参加の方が5家族ぐらいありました。昼食が終わって、外のみなさんも帰ってこられると、なんと総計50人を越える大人数。大盛況です。8つ作られているテーブルもすべて埋まって、1つのテーブルで2つのゲームが遊ばれていることも。

 今回、特に遊ばれていたのは、「ミッドナイトパーティ」(その後も、何回か新旧2作が同時に遊ばれる大人気)、「はちみつをなめるくま」、「ピット」、「ザップゼラップ」、「ハゲタカのえじき」、などなどでした。

 「はちみつをなめるくま」は、大人も子どもも、夢中に。アクションゲームなのですが、なぜか、子どもの方が上手で、大人が悲鳴をあげていました。そんなところが、特に小さな子どもを引きつけていたようです。

 「ピット」は、前回、大人だけで遊ばれていたゲーム。でも、今回は小学校就学前の子どもも混ざって遊びました。カードが大きくて、まだ、手にカードを持つことはできないのですが、まずカードを配り終わった後、その子がカードを自分の前に並べ終えるまで待つということをしてあげるだけで、ちゃんとゲームをすることができます。声を出さなきゃ始まらないゲームですから、いやが上にも、テンションがあがります。

 保護者の方もゲームを遊んでもらうこと、知らない子ども同士でもゲームを通して仲良くなっていくこと、これは、参加の人数が多くなってくとともに、速くなっているような気がします。でも、さすがに50人以上となると、会場がせまく感じられます。そろそろ引越しのシーズンかな?

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